電子ピアノ選び方

電子ピアノの音色・同時発生音数って重要??メーカー別比較〜ピアノ趣味歴20年者より

2021-05-10

電子ピアノ音色数

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みーさ
こんにちは、みーさです。

電子ピアノを購入するにあたって、下記のような疑問がある方も多いのでは?

ピアノ教室で習っていた時はアップライトやグランドピアノで練習してました。
今は家の都合で電子ピアノが良いと思ってるんだけど、電子ピアノって音色の数は重要かな?
それと、弾いていて何音まで同時に鳴ったら満足いく演奏できるんだろう?

そうですよね。
私も同じ疑問を持ってました。

私なりの結論は、弾くだけの趣味ピアノなら音色数は「基本のピアノ音色があれば充分」同時発生音は「192音あれば充分です。
それぞれについて、ヤマハとカワイの電子ピアノを15万以上と以下で比較しながら解説していきます。

電子ピアノ購入時の参考にして下さいね。

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音色は基本のピアノ音色があれば充分

アップライトピアノやグランドピアノで育った方にとって、電子ピアノは生ピアノの代用品です。
沢山の音色があっても、使わないことが多いのではないでしょうか。

みーさ
約1年半電子ピアノを弾いてますが、基本のピアノ音以外の音色で演奏することはかなりレアです。
頻度でいうと、月に1回あるかないかです。

なので、音色は基本のピアノ音色があれば充分です。

とはいえ、様々な音色で電子ピアノを弾いて楽しみたい方もいるはずですよね。
ですので、各メーカーの電子ピアノを15万以上と以下で音色の数を比較していきます。

15万以上の電子ピアノ 音色数 比較

まず、比較表をみて下さい。

メーカー ヤマハ ヤマハ ヤマハ カワイ カワイ カワイ カワイ
シリーズ クラビノーバ
CLPシリーズ
クラビノーバ
CSPシリーズ
クラビノーバ
CVPシリーズ
CAシリーズ CN39 LS920 MPシリーズ
音色数 38か
53+480XG+14ドラム/ SFXキット+GM2+GS(GSソング再生用)
692 + 29 ドラム / SFX キット + XG + GM2 + GS(GSソング再生用) 1,315〜1605ボイス + 49〜58 ドラム /SFX キット + 480 XG ボイス 19・44 ・67・91 355 38 40・256
価格 17,0,500〜396,000 286,000〜316,800 328,900〜548,900 214,500〜517,000 204,600 176,000 203,500〜324,500
鍵盤数 88 88 88 88 88 88 88

価格が高いほど、音色数も多いことがわかります。
また、それぞれのシリーズでコンセプトが違うので、音色数に重きを置いているかどうか違いが出てきます。

生ピアノで出来ないデジタル処理ができ、尚且つ弾いているタッチや音は価格が高くなるほど生ピアノに近くなります。

みーさ
電子ピアノを買ったと言ったら「クラビノーバ?」と聞かれました。
中古のアップライト購入を断念して、クラビノーバを購入する人もいるみたいだね。

単純に、生ピアノの代用として弾くだけなら「音色数は気にしなくて良い」と感じています。
そして、電子ピアノ別にピアノ音色の特徴もあります。
面倒くさがらずに、実際の電子ピアノの音色を聞いて購入するかどうか決めて下さいね。

 

15万以下の電子ピアノ 音色数 比較

次に、15万円以下の電子ピアノ音色数比較です。

メーカー ヤマハ ヤマハ ヤマハ ヤマハ ヤマハ カワイ カワイ
シリーズ アリウス
スタンダード
アリウス
スリム
Pシリーズ
P515
Pシリーズ
P125/121
Pシリーズ
P45
CN29 ES110
音色数 10 10 538 24 10 19 19
価格 84,200〜115,500 117,700 136,000〜 46,800〜54,500 36,172〜 137,500 88,000
鍵盤数 88 88 88 88・73 88 88 88

※ヤマハ Pシリーズは鍵盤本体のみで、スタンド・ペダルは別売り

やはり、15万円以上と比べると音色数は少ないです。
ですが、基本のピアノ音色があれば問題なしと考える人にとっては充分です。

みーさ
私は、基本のピアノ音色があればよかったので、カワイのcn27という電子ピアノを買いました。
現在のcn29の旧モデルです。
とても満足しています。

生ピアノで育ってきた人にとって音色数は重要ではないと思われます。
音色数よりも、「弾いた時のタッチ・基本ピアノ音色の好き嫌い」の方が大切でしょう。

 

同時発生音は192音あれば充分

次に、同時発生音です。
私は、カワイのcn27という現在のcn29の旧型を使っています。
そのcn27が、同時発生音が192音で満足しています。

つまり、同時発生音は192音あれば充分です。

とはいっても、難しい曲や二人で連弾してステージで使いたい方にとって、同時発生音は大切ですよね。
15万円以上と以下で比較してみましたので、参考にしてみて下さい。

15万以上の電子ピアノ 同時発生音 比較

15万円以上の電子ピアノ比較は下記です。

メーカー ヤマハ ヤマハ ヤマハ カワイ カワイ カワイ カワイ
シリーズ クラビノーバ
CLPシリーズ
クラビノーバ
CSPシリーズ
クラビノーバ
CVPシリーズ
CAシリーズ CN39 LS920 MPシリーズ
同時発生音 256 256 256 192・256 256  256 256
価格 17,0,500〜396,000 286,000〜316,800 328,900〜548,900 214,500〜517,000 204,600 176,000 203,500〜324,500
鍵盤数 88 88 88 88 88 88 88

同時発生音は、256音が限界であることがわかります。
クラビノーバの上位モデルでも、カワイの上位モデルでも同じ256音です。

ですので、連弾や音符数が多い曲を積極的に弾きたい方は、同時発生256音のものを選ぶと安心です。

ここで、ざっくりした目安を計算してみましょう。
電子ピアノでは、ひとつの鍵盤を1度押すと左右のスピーカーから音が出るので、1音が2音同時発生として計算されます。

そうなると、192音の場合は…
一度に96音(192➗2)以上になると、早くに押した音から消えていくということです。
ここで、一度に96音がなる曲はどのような曲なのかがポイントになってきます。

《例え》
ショパンの別れの曲を例にしてみます。
ちなみに、別れの曲は全音ピアノピースで難易度F(上級上)です。

 

冒頭3小節だけで、楽譜には20音あります。
ということは同時発生音は40音

もし同じくらい音符が多い曲を連弾で二人で弾いたとしても、同時発生音は80音です。
実際に弾く時には、早く弾いた音は消えていて良いですよね。

つまり、192音あれば純粋に一人でピアノとして演奏する分にはプロでも充分だといえます。

全音ピアノピースでの難易度でF(上級上)やE(上級)を弾きたい人でも、192音あれば安心です。
「プロ級の演奏を二人で連弾でしたい!」という場合には、最上位の256音をオススメします。

みーさ
連弾で弾きたい曲が決まっている方は、一度楽譜の音符数を数えると、同時発生音の心配が拭えるね。

 

15万以下の電子ピアノ 同時発生音 比較

次に15万円以下の電子ピアノの同時発生音は下記です。

メーカー ヤマハ ヤマハ ヤマハ ヤマハ ヤマハ カワイ カワイ
シリーズ アリウス
スタンダード
アリウス
スリム
Pシリーズ
P515
Pシリーズ
P125/121
Pシリーズ
P45
CN29 ES110
同時発生音 192 192 256 192 64 192  256
価格 84,200〜115,500 117,700 136,000〜 46,800〜54,500 36,172〜 137,500 88,000
鍵盤数 88 88 88 88・73 88 88 88

※ヤマハ Pシリーズは鍵盤本体のみで、スタンド・ペダルは別売り

192音がボーダーとして考えると、5万円前後クラスの電子ピアノから192音機能がついてくることがわかります。
5万円以下が予算の場合は、注意して確認することが大切です。

また、電子ピアノ内臓曲で伴奏を鳴らしながら、自分も鍵盤を押して弾くとなると、同時発生音は足りなくなる可能性があります。
これは、内臓曲の音数にもよりますので確認してみて下さい。

 

まとめ

いかがでしたか。

電子ピアノの音色数と同時発生数について、ヤマハとカワイのものを15万円以上と以下で比較してみました。

私のオススメは、

音色数は基本ピアノ音色があれば良し


同時発生数は192音あれば充分


ということでした。

みーさ
電子ピアノ選びって大変ですよね。
私も約2年購入まで悩みました。
一つの参考に、この記事をお役立て下さい。

よければ下記の記事内で電子ピアノ購入時のオススメ手順について記載してますので、参考にして下さいね。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

みーさ
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