クラシック ピアノ曲

ショパン「子猫のワルツ(op.34-3)」の魅力3つと難易度

2021-10-24

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みーさ
こんにちは、みーさです。

ショパンの子猫のワルツはご存知ですか?

女性
ピアノ習ってたことあるけど、猫のワルツ?知らないなぁ〜
子犬のワルツとは別もの?!

はい。
別の曲です♪

子猫が飛び回って気まぐれツンデレな感じが、聴いていて楽しくなれる曲です!
そんな子猫のワルツ(op.34-3)の魅力3つ難易度を紹介します。
また、私が苦戦している部分も発信します。

良かったら最後まで読んでいって下さい♪

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ショパン「子猫のワルツ(op.34-3)」の魅力3つ

なんでしょう、この2分ちょっとの曲の中にギュッと詰まった子猫感!

この動画は、2021年のショパンコンクールで4位の小林愛実さんの演奏です♪
小林愛実さんは、2015年のショパンコンクール時に子猫のワルツを弾いているんです。

飛ぶ音もあれば転がるような展開もあって気まぐれな猫を感じられます。

実は子猫のワルツという名前をつけたのはショパンではないんです。
作曲後に、演奏をきいた人が「子猫(猫)みたい」と感じたからという説が有力だそうです。

みーさ
納得!
もう私はこの曲を聴くと、子猫妄想が溢れます 笑

こんなツイートも発見。
実際の猫と一緒の動画可愛いぃぃな 笑

そんな「子猫のワルツ(op.34-3)」の魅力は下記3つです。

1 猫を想像しながら弾いて(聴いて)いて楽しい
2 中間部分にツンデレ猫感がある
3 短くてラストの締めがスッキリ

一つずつみていきます。

 

1 猫を想像しながら弾いて(聴いて)いて楽しい

とにかく、2分ちょっとが楽しいです。
楽しい理由は、下記のような妄想を繰り広げながら弾いて(聴いて)いるからです。

妄想

・コロコロ転がる子猫
・鍵盤の上で、ぴょんぴょん跳ねる子猫
・おもちゃを見つけて追いかける子猫
・兄弟同士で戯れている子猫

みーさ
初めてこの曲を聴いた時は、小学生で「面白い曲だなぁ」くらいにしか思ってませんでした。
でも、ブランク後に再開してこの曲を聴いた時、妄想が次から次へと出てきました♪

子猫や猫の動画を見るのが好きな私は、脳内に残っている猫たちを思い出しながら弾いたりもします。

ピアノと猫という好きなものがダブルで感じられるこの曲は、本当に楽しいです!

 

2 中間部分にツンデレ猫感がある

コロコロしたメロディーの後に、優雅なパートがきます。
ここにツンデレ猫を感じます。

さっきまでコロコロしてた猫が、疲れたのか休憩している感じとか、新しいおもちゃを見つけてちょっと違う動きをしている感じが伝わってきます。
また、遊びたいけど遠くからウルウルの瞳でこちらの様子を伺っているような感じもします 笑

みーさ
猫って、思わせぶりな態度な時あるよね。
それでいて、あざとかったりして。
でも、そこが放っておけないイジらしい魅力と可愛さがある。

よく比べられる犬にはない不思議な魅力が猫にはありますよね。
子犬のワルツと比べるとその雰囲気の違いがよくわかると思いますので、下記の記事で聴いてみて下さいね♪

子犬のワルツ
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3 短くてラストの締めがスッキリ

ラストの締めがスッキリしているんです♪

最後の音は、4音同時にジャーンと弾きます。
ここが決まると気持ち良い!

ですが、最後の4音の前に和音が勢いよく続いて加速して行きます!(ラスト4小節)
更にその前には、準備運動のように力を溜めるように怪しい雰囲気の部分があります。

↓ 1:46〜2:02のところです。

猫って、突然ピタッと動きが止まったと思ったらジャンプしたり駆け出したりしますよね?

みーさ
くるくるした瞳と、予想もつかない動きが猫の魅力♪

そんな猫の特徴を表しているような展開で、勢いのままラストに持ち込むショパン!
理由はいらないのです、ただ…好きです( ´∀`)笑

今年2021年に行われたショパンコンクールで2位を受賞した反田恭平さんの演奏を置いておきます♪
2位入賞、本当におめでとうございます!!
一番初めに猫のワルツを弾いているので聴いてみて下さいね。

私の使っているショパン楽譜は下記です↓
【Amazon】ショパンのワルツ・マズルカ楽譜集
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ショパン「子猫のワルツ(op.34-3)」の難易度

ネコ吹き出し

子猫のワルツ(op.34-3)の難易度は、全音ピアノピース一覧表には記載ありませんでした。
私の感覚だと子犬のワルツ(op.64-1)難易度C(中級)より少し難しいので難易度D(中級上)くらいだと思います。

ショパンの難易度を拾ってきた一覧が下記です。

難易度 曲目
中級 (C) 子犬のワルツ(op.64−1)
中級上(D) 華麗なる大円舞曲(op.18)
上級 (E) ノクターン
幻想即興曲
雨だれの前奏曲
上級上(F) 別れの曲
革命のエチュード
木枯らしのエチュード

※難易度は全音ピアノピース一覧表より

華麗なる大円舞曲(op.18)と同じ難易度だと思われます。
子猫のワルツは、曲が短いので難易度C(中級)と感じる方もいるかもしれません。

みーさ
手の大きさや弾くときのテクニックで苦手部分があると、この曲は難しいかもしれないね。

難易度に囚われずに「弾きたい!」気持ちを大切に練習すると楽しいのでオススメですよ♪
次に、私が難しいと感じた苦戦部分を紹介します。

 

ショパン「子猫のワルツ(op.34-3)」の苦戦部分

ナスカのネコ

聴く分には、猫を妄想してノッて楽しい曲ですが、私にとっては難しいポイントも多いです。

▼子猫のワルツ(op.34-3)が難しいなと苦戦している部分が下記3つです。

1 右手の粒を揃えて弾くパート
2 トリル
3 装飾音を外しやすい

 

▼1 右手の粒を揃えて弾くパート

とにかくこの曲は、粒を揃えて弾くのが難しいです!

9小節目から8小節もトリルのような2・3・4・5番の指でどんどん突き進んで弾きます!

て 指番号

その次は、17小節目からメインメロディーになる部分が始まります。
ここが、右手が筋トレのように、5本の指を使って駆け抜けて行きます!
しかもフレーズの最後は、右手がオクターブに飛ぶから外し注意なんです。

みーさ
先生に教わっていた楽譜を見返すと、たくさん書き込みがされています。
私の苦手ポイントが詰まった曲なんだと感んじます 笑

ここで、粒を揃えるための練習は、

リズムを変えたり、スタッカートで弾いてみたり、ゆっくり弾いてみたりする

です。
右手が難しいので、右手のみゆっくりで練習した後、右手のみのリズム変えをして、最後に左手と合わせます。
左手が入ると気が散ってワケがわからなくなるので、繰り返し練習してみて下さいね♪
弾けたら、フレーズ終わりのオクターブ音をスッキリ鳴り響かせて下さい!

 

▼2 トリル

次に苦戦した部分はトリルです。
↓ウネウネした記号がトリルです

トリル

ショパンは、親切な指番号が楽譜に振られています。
トリルが4箇所出てきますが、指番号は(23)と(13)です。

みーさ
23のトリルはもたつくし、13のトリルはどうしても1(親指)音量が飛び出てしまって安定して弾けない(・∀・)

同じように悩んでいる方いらっしゃいますか?
そこで、おすすめの練習方法は

もたつく対策はリズム変え練習 音量バラバラにはゆっくり練習

です。
これで、少しずつ弾けるようになってきたと感じてます♪

ただ、ここばかり練習すると指がつりそうになって気持ちが滅入る時があります。
辛くなると「またこの曲弾こう」と思えなくなってしまうことが多いので、根詰め過ぎずに練習しています。

 

▼3 装飾音を外しやすい

楽譜を見るとわかりますが、中間部分の装飾音が多いんです!
この装飾音が「猫感」を出していると分かっていても、一つ一つに気を配って弾くのが難しくて

みーさ
あれ?今、音あってた?!

となります 笑

私の場合、ブランク前にスラスラ弾けた記憶が微かにあって、今弾けないことにイライラしてしまうと装飾音を適当に弾いてしまったりします。
↑真剣に一音一音弾いている方、申し訳ありません…

気を抜くところは抜いて、猫感を出しながら楽しみながら弾けたらいいなというモードの日と、一音一音外さずに弾こう!と意気込む日があってもいいと思います。
楽しんだもの勝ちです♪

ですが、あまりにも音を外しすぎると原曲がわからなくなりますので、ちょっとした対策は下記です。

音階が上がる時も下がる時も、音の基本は和音
前の音がそのまま装飾音になる
音階の初めの音をメモして外さないようにする

みーさ
私の先生、苦手な一音めにマークを入れてくれています。
少し意識するだけで、音を外さなくなるから不思議。

装飾音がバッチリ決まると気持ち良いです♪
初めて弾く人は、初めから完璧に弾こうとせずに、主音を覚えてから装飾音を後で付けるのもありだと思いますよ!

良かったら参考にしてみて下さいね。

 

まとめ

仲良し猫

いかがでしたか。

今回は、私の大好きなショパンから子猫のワルツ(op.34-3)の魅力3つと難易度・苦戦部分を紹介しました。

魅力3つは下記です。

1 猫を想像しながら弾いて(聴いて)いて楽しい
2 中間部分にツンデレ猫感がある
3 短くてラストの締めがスッキリ

難易度は、私の感覚だと子犬のワルツ(op.64-1)難易度C(中級)より少し難しいので難易度D(中級上)くらいでした。
また、私の苦戦部分は下記3つです。

1 右手の粒を揃えて弾くパート
2 トリル
3 装飾音を外しやすい

コンクールで弾かれる曲でもある子猫のワルツ。
子犬のワルツよりも有名ではないですが、魅力溢れる曲で、弾けると嬉し楽しい曲です♪
今年2位で入賞した反田恭平さんの影響で、今よりも有名になってほしいなぁと思います!

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ここまで読んでくださりありがとうございました。

みーさ
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