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ドビュッシーの月の光はご存知ですか?
文字で読んで知らなくても、曲を聴いたら知ってる人も多いはずです。
CMやアニメ、いろんなBGMに使われています。
そんな月の光の魅力3つを発信していきます。
この曲、手の小さい私にとっては凄く難しいです。
そこで、月の光の難易度と苦労している部分をお伝えします。
苦労している部分を克服するために行っている練習方法も紹介しますので、読んでみて下さいね。
また、ドビュッシーがどんな人なのかと「月の光」の解説もしています。
練習中ですが、つたない演奏動画もあげようと思っていますので広い心で聴いていただけるとありがたいです。
では、いきます♪
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ドビュッシー「月の光」の魅力3つ
突然ですが、ピアニスト辻井伸行さんの月の光、聴いたことありますか?
目が見えないのに、月の光がこんな風に弾けるなんて…本当にこの音を届けてくれてありがとうという気持ちになります。
この曲を好きな理由3つは、下記です。
1 月の光が想像できるゆったりしたメインメロディー
2 強弱の付け甲斐がある流れ
3 澄んだ和音たちの緊張感
一つずつみていきます。
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月の光だけでなく、ショパンやリストの曲も入っていてお得感あります。
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月の光が想像できるゆったりしたメインメロディー
いきなり楽譜はピアニッシモ↓ で始まります。
意味は「とても弱く」。
消えそうな音量で、まんまるお月様から光の輪が広がっていって、その光で水面を静かにゆらすようなメロディー。
こんな綺麗なキラキラしたメロディーある?と思いながら弾いてます。
私は、音から情景を妄想して歌いながら弾いてることが多いです。
空気が綺麗な静かな夜に一人でお散歩しているような気分になれます。
落ち込んでる時や辛い時にこの曲を弾くと、寄り添ってもらっている感じで少し回復できます( ^ω^ )
このメロディーが聴きたいから弾きたくなる曲です。
強弱の付け甲斐がある全体の流れ
とても小さい音量ではじまった月の光は、全体的に音量は抑え目です。
途中でフォルテ(強く)↓ が出てきますが、たったの2小節!
さらに、冒頭はピアニッシモ音量(とても弱く)ではじまりましたよね。
なのに途中で更に弱い音で「ピアニッシシモ(ごく弱く)」と指示が出てきます。
全体を通して、とても繊細です。
これが難しいけどやり甲斐に繋がるし、和音を弾く時に全体音量を考えたりメロディーを浮き立たせようと工夫するところが沢山あります。
強い音を思いっきり出すより、弱い音を気持ちを込めて透き通って出すのって大変です。
難しい弱い音に強弱をつける練習曲なんじゃと思うくらいです。
澄んだ和音たちの緊張感
澄んだ和音たちが、なんとも言えない曲で好きです。
しかも、緊張感付き。笑
月の光の透き通ったメロディー後に、15小節目から和音が連なって重厚になるパートがあります。
更に、このパートの最後は(26小節目)アルペッジョという記号で和音を一音づつ下から弾きます。
楽譜のウネウネした記号がアルペッジョです。笑
タララ〜ン♪と弾きます!
もうキラキラが止まらないですね〜。
脳内妄想していた夜のお散歩は、夜なのに月明かりでキラキラして森の葉っぱも一つずつ見えそうです。
私は手が小さいので、和音を弾きながらメロディーラインに重きを置くのが苦手なんですが、キラキラさせたくて頑張って弾いています。
月の光の難易度と苦戦部分
難易度は、いつもお世話になっている全音ピアノピース一覧ではCの中級です。
私にとっては難しいから、Dの中級上だと思ってた。
シューマンの飛翔が難易度Dの中級上、ショパンのノクターンは難易度Eの上級です。
比較すると、飛翔のD中級上と同じでいいのでは?と感じてます。
その難しい苦戦している部分は、27小節目からのパートです。
左手で和音を分解した音を指をくぐらせながら弾きます。
右手がメロディーで左手が伴奏という感じ。
難しいんです。
習っていた時には弾けていたはずなのに弾けない悔しさが募ります。
そこで、指の練習を本格的に再開しました!
全訳ハノンピアノ教本の41番をしつこく練習しています。
私の手は、オクターブ届くのがやっとなので、ハノンをやるとぐったり疲れます。
でも、月の光をスムーズに弾くために練習を続けてみます♪
良かったら下記の記事も読んでいってください。
▶︎ショパン「ノクターン(op.9 no.2)」の魅力3つと難易度
▶︎シューマン「幻想蝶曲集 飛翔(op.12 nr.2)」の魅力3つと難易度
作曲者クロード・ドビュッシーについて
ドビュッシーの経歴をざっと読んで感じたのは
恋多き印象派の天才
クロード・ドビュッシーってこんな人です。
1862年生まれ、5人兄弟の長男。
父親は陶器店を経営、母親は裁縫師の一家で育ちます。
9歳の頃からピアノを習っていたとされています。
10歳でパリ音楽院に入学。
ピアノ演奏で数々の賞を受賞するが、16・17歳の2年は賞がとれずピアニストの道を諦める。
16歳頃から作曲していた断片があり、27歳頃が転機で詩人の自宅で行われるサロンに唯一出席。
28歳の時、名前を「アシル=クロード」から「クロード=アシル」へ変更。
31歳の時、作品が国民音楽協会の演奏会で初演され、協会の運営委員にも選出される。
32歳から52歳頃まで、オペラ・ピアノ・ヴァイオリン・歌曲などを作曲。
その間に、二度の許されない恋愛・二度の結婚をしています。
子どもは、二度目の結婚時に娘が一人いました。
51歳の頃、第一次世界大戦が勃発。
同じ歳に直腸癌が見つかり、55歳で亡くなりました。
この時代の音楽家はパトロンがいたりする時代だったから、天才的な音楽家はモテたのかもね。笑
月の光は「ベルガマスク組曲」の内の1曲
月の光は、1890年28歳の頃に、ドビュッシーが作曲したベルガマスク組曲の内の1曲。
組曲は4曲構成で、下記のように名前が付けられています。
第1曲 前奏曲 (Prélude)
第2曲 メヌエット (Menuet)
第3曲 月の光 (Clair de Lune)
第4曲 パスピエ (Passepied)
この月の光は、作曲した時には「感傷的な散歩道」という名前だったそうです。
ですが、後で「月の光」と変更されました。
この組曲は、全部通しで聴いても15分ほどで終わります。
通しで聴いてみての妄想が下記です。
妄想
・前奏曲は夜になっていく夕方を思わせる澄んだ雰囲気
・お茶目な雰囲気のメヌエットは、夜の時間でも少し早めの時間帯に楽しく談笑している感じ。最後の終わり方が可愛い。
・真夜中、月の光で散歩する森林の中は透き通っていて、水面に映る月光がきらきらユラユラして夜風も感じられる。
ラストの表現は、家に帰ってきてドアを静かに閉めた感じがする。
・一筋縄で朝にならない夜中にいろんな考えが頭を巡っているようなパスピエ。
あーでもないこーでもないと考えているベットの中。
初めて通しで聴いたんですが、全体を通して繊細で不思議なメロディーがあるのに、キラキラしている印象を受けました。
透き通っている感じがします♪
恋多きドビュッシー。
自分の気持ちに素直な感じとか、目に浮かぶ情景を印象的に音にしているのが伝わると思います♪
みーさ演奏【YouTube】
動画アップはいつになることやら、マイペースにハノンと一緒に練習中です。笑
まとめ
いかがでしたか。
私が感じる月の光の魅力3つを紹介しました。
1 月の光が想像できるゆったりしたメインメロディー
2 強弱の付け甲斐がある流れ
3 澄んだ和音たちの緊張感
月の光の難易度はCの中級ですが、私は手が小さいので難しく感じます。
難しい部分が中間(27小説目〜)で、克服するために「ハノン」で指練習をはじめました。
ドビュッシーは、
恋多き印象派の天才
で、月の光は28歳の頃に作曲したベルガマスク組曲の内の1曲でした。
今回、ベルガマスク組曲を通しで聞いて、少しドビュッシーのことが分かった気がします。
どんなオジ様だったのか、どれくらいモテたのか気になります。笑
趣味ピアノのメリットは下記の記事でまとめているので読んでみてくださいね。
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ピアノを独学で再開したい!メリットと失敗しない方法〜経験者より
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オンラインで一曲だけ先生に習いたいという方はこちら。
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オンラインでピアノが習えるサイト6つ紹介
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ここまで読んでくださりありがとうございました。