シューマン「幻想小曲集 飛翔(op.12 nr.2)」の魅力３つと難易度

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シューマンの幻想小曲集　飛翔（op.12 nr.2）の魅力３つを発信していきます。
この曲は、シューマンの中でも有名で発表会で弾かれることが多いようで、聴いたら知っている人もいると思います。

私も、学生の頃に発表会でこの曲を弾きました。
発表会ってなると数ヶ月練習が続くのですが、飽きずに練習出来ていたくらい好きです。

とはいえ、この曲は「指の練習曲か！？」と感じるパートもあって、練習に苦労しました。
難易度と苦労部分もお伝えします。

プラスして、作曲家シューマン・飛翔の解説情報も記載します。

つたない演奏ですが、弾いてみた動画を随時更新していこうと思います٩( ᐛ )و

では、いきます♪

 

シューマン「幻想小曲集 飛翔(op.12 nr.2)」の魅力３つ

私が、シューマン「幻想小曲集 飛翔(op.12 nr.2)」の魅力３つは下記３点です。

一つずつみていきます！

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ストレス解消になる

メインのフレーズが力強くて力一杯ストレスをピアノにぶつけられます。笑
スピードは下記のように指示があります。

sehr　rasch　は　「ゼーア　ラッシュ」と読み「非常に早く」という意味です。

なんとアバウトなんでしょう。
なので、私は弾きたいスピードで弾いてます。笑

ガンガン気持ちよく弾きたい時にぴったりの曲です！

 

歌って酔えるフレーズがある

メインの力強いフレーズの次に、滑らかなメロディーがきます。
この滑らかなメロディーは何回か出てくるので、一曲弾く間で何度も歌えます。

と思って弾けます。

さらに、この曲は同じフレーズでも転調していて弾く音がちがうんですよね。
ここも、難しいけど飽きない部分だと思います！

 

ラストの雪崩込みがばっちり弾けると気持ちいい

ラストもラストに、個人的な思い出がありまして。
学生の発表会の時、最後の音を外してばっちり弾けなかったんです。涙

悔しさが残る部分です。

全力の速さで駆け抜けてきたラスト、右手は４つの音の和音・左手はオクターブで２音、８音同時に「じゃーーん」と弾きます。
この右手がツライ。涙

しかも強弱記号は「スフォルツアート」と読み、意味は「その音だけを特に強く」です！

そんな欲望も相まって、沢山練習した後でばっちりキマって弾けると気持ちいいんですよね。笑

 

難易度はDの中級上　苦労した部分

この曲の難易度は、いつもお世話になっている全音ピアノピース一覧によると、６段階のうち上から三番目。
難易度Dの中級上です。
ショパンの子犬のワルツが難易度Cで中級なので、飛翔のほうが少し難しいとされています。

難易度はDですが、私は手が小さくオクターブ押さえるのがギリギリなので、上級よりのギリギリ中級上だと感じてます。

そして、苦労した部分は下記二つでした。

初めは楽譜読みが大変でした。
この曲は転調が多く、フラット４つ→フラット５つ→フラット４つ→フラット２つ→フラット４つと練習を重ねて身体で弾く音を覚えていった記憶があります。

大体弾けるようになってからは、右手と左手の音量バランスに苦労しました。

２０・２１・２２小節から音量バランスには特に注意してました。
そして、右手小指で弾く音を歌って弾きたいんです！

滑らかにメロディーを弾きたいのに同時に１６分音符も連続で弾く！
と大忙しで、この部分が「指の練習曲！？」と感じながら弾いています。笑

でも、苦労して練習した分上手く弾けるようになります。
そこがこの曲の良いところでもあります！

 

作曲者シューマンについて

シューマンの経歴をざっと読んで感じたのは

シューマンってこんな人です。

１８１０年生まれ、末っ子の母親大好きっ子。
父親は出版業、母親は音楽愛好家の一家で育ちます。
幼少期は本が大好き。
７歳から作曲をはじめ、父親はシューマンの音楽才能が開花するのを喜んで弟子入り先を探していたんですが、
父親を早くに亡くし、大学では法律を学ぶ。
でも、音楽の道を捨てきれずにいた。

２０歳の時に音楽の道へ進むと決心。
音楽家フリードリヒ・ヴィークへ弟子入りが決まりピアニストになるべく住み込みレッスンを受ける。

しかし、２１歳頃テクニックの練習をしすぎて右手を壊してしまいピアニストを断念。

２９歳の頃、彼女の父親の反対を押し切って裁判沙汰の末、結婚。
子どもは５人。
結婚した彼女は、女性ピアニストであるクララで、シューマンの師匠ヴィークの娘。

３２歳頃から精神病を発症し、過労や演奏旅行の疲れで倒れています。
４１歳の頃には、「神経の発作」に悩まされ症状は次第に悪化。
１８５４年の２月には激しい耳鳴りに襲われ、川に飛び込み自殺未遂。

保養所で数年、作曲しながら過ごしていたが回復せず、１８５６年４６歳で死亡。
死因は長い間不明とされていたが、特徴からみて「梅毒」だっとという説が強いとされています。

 

飛翔は「幻想小曲集作品12」の中の1曲

飛翔は、１８３７年に作曲、著作権はパブリック・ドメインです。
幻想小曲集作品１２の内の１曲。

「８曲でワンセットのピアノ曲集」の２番目に飛翔が出てきます。

全て２分から６分くらいの長さの曲で、８曲約３０分で全部聴けます。

一通り３０分きいて感じた私の妄想を書きます。

はじめて８曲通しで聴いてみたのですが、下記２曲は弾いてみたいなと感じました♪

①の寓話は、まったりした部分と鮮やかなパートが交互にきて可愛い。
でも力強さとちょっとした葛藤も感じて、いろんな表現が満載で飽きない！

②の夢のもつれは、ピョンピョンした音の動きが面白い！
ラストもキマったら気持ち良さそう（＾ν＾）

 

2021年のみーさ演奏【YouTube】

準備中。必死に練習中です。

 

まとめ

いかがでしたか。

シューマンの飛翔（op.12 nr.2）の魅力３つを発信しました。

そして、全音ピアノピースで難易度「D」の「中級上」でした。
苦労した部分は下記二つ。

作曲家シューマンは、

で、「飛翔」は恋愛中に作曲した幻想小曲集作品１２の内の１曲でした。

今回調べたことで、また新しい「飛翔」の一面がわかりました。
発表会映えする一曲なので、ぜひ一度聴いてみてくださいね♪

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